FXのチャートを眺めていると、時々「え!?」と思うような急落や急騰の後に、
まるでボールが地面に叩きつけられて跳ね返るみたいに、
一瞬だけ価格が戻ること、ありませんか?
トレンドに従うのが王道だと教わってきた私は、
最初はこの動きが怖くて手が出せませんでした。
でも、この一瞬の「跳ね返り」だけを狙う
「リバ取り」という手法があることを知って、俄然興味が湧いてきたんです。
今日は、そんな私が「流れに逆らう」という少しスリリングな手法、
「リバ取り」について、その魅力と、
絶対に守らなければいけない「鉄の掟」を調べた物語をお話しします。
「おこぼれ」を拾う、超短期決戦
私の基本は、あくまでトレンドフォロー(順張り)です。
でも、経済指標の発表直後みたいに、明らかに行き過ぎた動きの後には、
必ずと言っていいほど調整の戻りが入る。
この「おこぼれ」を安全に拾えないものか、と考え始めたのがきっかけでした。
調べてみて分かったのは、「リバ取り」は、
トレンドに逆らう「逆張り」の一種だけど、
決してトレンド転換を狙う大技ではない、ということでした。
あくまで、行き過ぎた価格が「正常」に戻ろうとする、
ほんの一呼吸分の戻りだけを、素早くかすめ取る超短期トレード。
欲張らず、深追いしない。それが大前提だったんです。
「リバ取り」ルールメモ
このスリリングな手法に挑むために、
私なりに「安全装置」となるルールを書き出してみました。
「行き過ぎ」を知らせるセンサー
どうなったら「行き過ぎ」と判断するのか?
私は、いくつかのセンサーを組み合わせることにしました。
- RSIという指標が「売られすぎ」のサインを出す。
- 価格がボリンジャーバンドの−2σという線を外側に突き破る。
エントリーの合図は「反発の確認」
でも、すぐには飛びつきません。
大事なのは、反発を確認してから入ること。
突き破った価格が、次のローソク足でバンドの内側に戻ってきて、
陽線が確定したら、それが「GOサイン」です。
一番大事な「逃げ足の速さ」
リバ取りで一番大事なのは、逃げ足の速さ。
- 利確目標:欲張らずにボリンジャーバンドの**真ん中の線(ミドルバンド)**あたり。
- 損切り場所:さっきつけた直近の安値のすぐ外側。
これはもう、エントリーと同時に必ず設定する、鉄の掟です。
私が震えた「リバ取り」の本当の姿
このリバ取りのルールを組み立てていて、私が一番ハッとしたこと。
それは、この手法が「いかに小さく負けるか」を徹底的に突き詰めた、
超防御的な戦略だということです。
勝つことよりも、「もし戻らなかったら、即座に最小限の傷で撤退する」
という覚悟が何よりも求められる。
この「負け方」をデザインするという考え方に触れた時、
私はトレーダーとして、また一つ新しい扉を開けたような気がして、
すごく興奮しました。
リバ取りは、実は一番臆病で、慎重な人のための技術なのかもしれません。
まとめ:臆病者のための、一瞬の逆襲劇
「リバ取り」は、大きな流れに逆らう、少しスリリングな手法。
でもその本質は、「負けを極限まで小さくする」という、
徹底したリスク管理の思想でした。
伸ばさない、無理しない、負けを小さく。
この鉄の掟を守れるなら、「リバ取り」はあなたのトレードの幅を広げてくれる、
頼もしい武器になるかもしれません。
私も、まずはデモトレードで、この臆病者の技術を磨いてみようと思います!
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