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【FX初心者だった僕へ】天国から地獄へ…「利確」に泣かされた僕が見つけた出口戦略

「あぁ、あの時決済しておけば…」

天国から地獄へ。含み益がみるみる減っていき、ついにはマイナスに…。FXを始めた頃の僕が、一番心を折られた瞬間です(笑)。あなたにも、そんな経験はありませんか?

どこでエントリーするか、には一生懸命になるのに、「どこで利益を確定するか」については、その場の感情任せ。これじゃあ、勝てるわけがありませんでした。

僕に足りなかったのは、明確な利確タイミングを決める「出口戦略」だったんです。

今日は、そんな僕が「チキン利食い」と「強欲全戻し」の地獄から抜け出すために作り上げた、僕だけの「利確ルールブック」の物語を、あなたに共有したいと思います。

「恐怖」と「欲望」に振り回された日々

僕の失敗は、いつも2パターンでした。

  • 恐怖のチキン利食い:少し利益が出ると、それが消えるのが怖くてすぐに決済。その後、相場がぐんぐん伸びていくのを、指をくわえて見ている…。
  • 欲望の全戻し:含み益が大きくなると、「もっと、もっと!」と欲が出てしまい、決済できない。そして、相場が反転して、利益がゼロ、ついにはマイナスに…。

この両極端な失敗を繰り返して、僕は一つの真実にたどり着きました。

それは、利確は「感情」でするものではなく、「計画」でするものだということです。エントリーする前に、どこで損切りするかと同じ重みで、どこで利確するかを決めておく。これが、心の平穏を保つ唯一の方法だったんです。

僕の「利確ルールブック」3つのルール

この発見を元に、僕だけのシンプルなルールブックを作りました。

ルール①:出口は「お隣の関所」に設定する

ダウ理論の記事でもお話しした「関所」(サポートラインやレジスタンスライン、直近の高値安値)を使います。

買いで入ったら、次に見える上値の「関所」の少し手前を、第一の利確目標に設定するんです。欲張らず、まずは確実に陣地を取るイメージですね。

ルール②:「半分利確」で心に余裕を作る

これが僕のメンタルを劇的に安定させてくれました。第一目標に到達したら、ポジションの半分だけを利確します。

そして、残りの半分の損切りラインを、エントリーした価格(建値)に移動させるんです。こうすれば、もうそのトレードは「負け」がなくなります。この安心感が、残りのポジションを冷静に伸ばす勇気をくれるんです。

ルール③:「時間切れ」も立派な決済理由にする

ダラダラとポジションを持ち続けないために、「エントリーしてから2時間経っても目標に届かなければ決済する」みたいな、時間での区切りも設けています。これも、無駄な期待を防ぐ大事なルールです。

僕の心が震えた「最高の利確」

このルールブックを使い始めて、僕が一番感動した瞬間。それは、初めて「半分利確+建値ストップ」が完璧に決まった時でした。

半分は確実に利益になり、残りはもう負けない。

チャートの上下に一喜一憂していた自分が嘘のように、すごく穏やかな気持ちで相場を眺められたんです。「これだ…!」と思いました。恐怖と欲望という2大モンスターから、自分を解放してくれる鎧を手に入れたような感覚でした。

これから出口戦略を考えるあなたへ

最後に、FX 初心者として利確タイミングに悩むあなたへ、3つのアドバイスです。

  1. エントリー前に、必ず「出口」を紙に書こう。 「損切りは〇〇円、利確は△△円」。これを書き出すだけで、感情のブレーキになります。
  2. リスクリワード(RR)を意識しよう。 損切り幅が20pipsなら、利確目標は最低でも20pips以上に設定する。この「1:1以上」を基本にするだけで、トレードの質が変わります。
  3. OCO注文を相棒にしよう。 エントリーと同時に、利確と損切りの注文を自動で入れてくれるので、迷う隙がなくなりますよ。

まとめ:「出口」を決めてから、旅に出よう

FXで利益を残すために本当に大切だったのは、すごいエントリー手法ではなく、感情に左右されない、自分だけの「出口戦略(利確ルール)」でした。

「どこで出るか」を、入る前に決める。

たったこれだけのことで、あなたの利確はブレなくなり、トレードはもっと穏やかで、楽しいものになるはずです。僕も、このルールブックをこれからも大切に育てていこうと思います。

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